城内 礼【キウチ レイ】
高1。
結構モテて告白されるんだけど
“先生が好きだから”
告白を断り続ける礼。




自分から、危険な恋に
足を踏み入れた。






「ねぇ…!礼!」


私を呼ぶ声。


授業中だっていうのに…。



その声は、私の親友の声だった。



「礼っ!」



「何?春ちゃん。」


宮本 春【ミヤモト ハル】
私の一番の親友。



「あんたさっきから先生の事見すぎだから!」



「しょうがないじゃん…先生がかっこいいんだもん。」


周りにバレないように小さい声で話す。



「かっこいいかも知んないけどさ…私は無理だなぁ。ああいうタイプ。」


「別にいいもん。その方がライバル居なくて済むしさ!」



「ふ〜ん。」



自分から話し掛けたくせに…


春ちゃんは冷たいなあ!








私の毎日は平凡過ぎて詰まらない。



唯一、先生が居る事だけが私の楽しみになっています。