三角博士にココロを会わせてみれば、何か分るかと思ったけど。
ココロの能力を目の当たりにした三角博士は、なんとココロに夢中になってしまった。

「ココロくんはどんな食べ物が好きなの?」

『お魚!』

「うんうん
やっぱりお魚だよね」

こんな調子で研究とは関係なさそうな話をしている。

「三角博士?
今日の予定はどの様な…」

さすがに心配になって声をかけた。

「あー、、すまんすまん
急きょ予定を変更したいんだけど…いいかな?」

「あ、はい
変更で何になりました?」

「ご覧の通り
ココロくんの能力について調査する事にしたよ
本当によく連れてきてくれた!」

「え?
ココロが役に立てますか?」

「なるとも!
ココロくんは今まさに我々がしたい…いや、
すべき事を道具なしでやってるのかもしれないからね」

「ココロが、、ですか…」

ココロを連れてきてまさかこんな事になるとは。
ボクはココロを三角博士に会わせたら、どんな顔をするか程度でしか考えてなかった。
甘かったな、もう少し慎重になるべきだったかもしれない。

「そうだ!
ココロくんを電子ブレインに会わせてみようかね」

三角博士って、電子ブレインを余り他人に見せたがらないのかと思っていたんだけど、そうでもないのかな?