捕食者の季節

『南湖』
というのは琵琶湖の水域を南北に分ける言葉だ

琵琶湖という呼称は、楽器の"琵琶"を逆さまにしたような形に由来している

従って
北部は幅が広く
南部はくびれて狭くなる


県警本部がある大津近辺は『南湖』と呼ばれ

海津湖岸は琵琶湖の北端 、つまり『北湖』と呼ぶ

その湖面積が日本で最も広大な琵琶湖の
ほぼ全域
しかも写真を見る限り恐らく同一の犯人が

猟奇殺人を犯しながら
県内を移動し続けている


―などとは
普通考えられない

二人はほとんど全く同じことを考えていた