今日は、東京に行く日だ。
ウキウキな気分で空港に向かう。
優里には、前もって知らせておいた。
空港に着いたらお父さんの携帯電話の着信音が鳴る。
〈ピピピピピピ〉
電話に出るお父さん。
お父さん『えい、えいはい分かりましたすぐ行きます。』
なんか嫌な予感がした。
お父さん『ごめんな朝香。仕事が入っちゃって今日は、東京に行けないや。』
その言葉を聞いた時、涙が流れてきた。