大嫌いだって愛しい




「そろそろ戻るか、」



しばらく夜風に当たっていた私達だけれど




優の言葉でベンチを立った。




溜まり場部屋には

パソコンをひたすら打っている良平と



少し赤い顔で毛布に丸まって寝る尚也




まだ熱あるのかな?…


尚也の前にしゃがみこみそっと、おでこに手を当てる。



私のひんやりした手のせいか尚也のまぶたがピクッと動くと



ゆっくり瞳が開いた。




「ごめん起こしちゃった?」



「別に、起きてた」