大嫌いだって愛しい




あまりに優らしくない声を出すから



私は聞かずにはいられなかった。





「あいつは今までの敵とは格が違いすぎる。俺はひかるを傷付けたくないんだ」




それが仲間の私に対しての言葉だってわかってる


だけど私の胸はギュッとしてしまうんだ




「分かった。」




この時、冷めだしたココアを見つめる私を




優が切なそうに見つめているなんて

私は知るよしもなかった、




だけど優だって


私が苦しんでいる事なんて知らない…ー





そう、




私も優も


互いの事なんて

何一つ知らない。