「おいてめぇ!!女のくせに、いつまでもいばってんじゃねーよッ」




私はゆっくり声の方へと振り返ると




私の視界には拳を振り上げて迫ってくる男





いばってる?




そんな言葉を私にぶつけただけ

この男を誉めてやりたい。





バキッ…ー





本当に一瞬



ドスの低い音が夜の街に響いたと同時に




男はすでに凄い衝撃と共に、気を失っていた。