大嫌いだって愛しい




さらに腫れ上がった頬を少しこすった優は



思いきり多田を睨み付けると




「ひかるは俺が守んだよッ!!」





拳は多田のアゴに思いきり当たり

多田はそのままコンクリートへ倒れた。





しばらくしてフッと笑った多田は




「なんだよ…やれば出来んじゃん。」




コンクリートに倒れ上を向いたままそう呟いた、



え…?




どういうこと?




ゆっくりと起き上がった多田は

切れた口元をぬぐいながら私を見た



「お前があまりに可哀想だから、俺がここまでして優とくっ付けてやったんだ。感謝しろよな」




くっ付けてやるって…

優は私をメンバーとして守ってるだけでしょ?