大嫌いだって愛しい




「ひかる、俺 実家に戻ろうと思ってる」



「…え?」



もちろん充さんが一人暮らしをしているのは知っていた





「俺んち、直里建設グループって言うやつで結構有名な会社なんだ」



知っていた。私の家と同じぐらいの企業



むしろあの大企業を知らない人なんていないと思う




「俺長男だからよぉ、自由に生きられない生活が嫌で家出たんだ。けどこの前親に会って、こんなわがままいつまでも通用しねーって思った」




私と少しばかり似ている過去になんだか唖然とする




「前はあんな会社をつぐなんてごめんだったけど、お前や爽龍の奴らと会って 俺は少し大人になれたのかもしんねぇ

今なら頑張れる気がする。戻ってこいっていう親に顔向けできるきがすんだ」




「うん…」