大嫌いだって愛しい




「まだ泣いてんのかよぉ」




だって



私が家を出なければ

充さんが傷付つ事はなかった





私が約束を守っていれば


皆が喧嘩をしないですんだ。




「……ごめんなさい…ごめんなさい…ごめッ」






いきなり引き寄せられた体は

狭い車内でピタリとくっつく




「俺が悪かったんだ、ひかるを守りきれなかった。ごめんな?」



私は無言のまま首を横にふると

充さんの背中にギュッと力を込めた。






「充さん、ありがとう…」




こんな私を守ってくれた感謝の気持ちをこめて……