大嫌いだって愛しい




ナイフをつたって

真っ白い雪にポタポタと垂れる紅い血




充さんの迫力に圧倒された久能は

持っていたナイフを雪の上に落とし

一歩後退りをした。




その瞬間

私の手をすぐさま引いた充さん、




「ひかる、泣くな。」




私の目からは自然と涙が出ていて




「充さ…血が…」




てんぱる私に充さんは笑ってみせると



「泣くな。俺はお前のためなら何だってしてやるよ」





ぎゅっと私を抱き締めた。




「ひかるを傷付けたやろーはどいつだ?」