大嫌いだって愛しい




私が久能に広場に連れてこられてから数分




遠くからでも分かるくらいの爆音がどんどん近付いてくる




きっと充さん、




いや…



爽龍のみんなだ。




その音は直ぐに目の前で停止して



未だ私の手を掴んだままの久能が また嫌らしく笑った。




「久能てめぇ、殺されてぇか?」



バイクから下りた充さんが新雪を踏み潰す。





「はははっ 殺されるのは僕じゃないよ。君の大切なこの子さ」



そう言って声を上げ笑う久能はヒンヤリと冷たいものを私の頬にあてた




「え?」