大嫌いだって愛しい




「まぢで心配だ…勝手に出たりすんなよ。何かあったら電話すんだぞ」




「大丈夫だよ。私子供じゃないもん」




充さんから鞄を受け取った私は軽やかにエントランスへと入っていった。





「はぁ、ひかる…俺が心配すんのはお前が子供だからじゃない。俺の唯一の弱みだからなんだよ…お前が大切なんだ」





充さんがこんなことを呟いていて



こんなにも私を心配していたともしらずに




私は軽く考えていた。