大嫌いだって愛しい




「それじゃあこっちおいで。」




宮越さんは腕を優しく引くと


五人ほどいるシャッター横の集団に近付いた。



「おいお前ら憧れの、ひかるちゃんだぞぉ~」




なんだか必死にバイクをいじっていた手を止め


全員が私に視線をうつす。



え?

なに




一時停止した男達は

つぎの瞬間




「え!!まぢだ!!ひかるちゃんだ」



「超かわえーな」



「良平にたぶらかされてない!?大丈夫?」





一気に駆け寄ってくる。



「えっと…あの…」




一斉に話し掛けられてどもる私は宮越さんに助けを求めた