大嫌いだって愛しい




「お前いっつも上の部屋いて詰まんねぇだろ?だから今日はアイツと遊べ」




充さんの指さす方向には
ヤンキー逹の中では珍しい黒髪の男の人



「おい、良平ー」



階段の踊り場の上から叫んだ充さんは



私の手を引くと階段を下り出した。




「こいつは宮越良平。ひかるの一つ年上の高一だ」



「ひかるちゃん、よろしく」



ニッコリ笑う雰囲気がとても高一とは思えないほど大人びている




「よろしくお願いします。」



小さく呟いた私の頭をがしがし撫でると

「じゃあ仲良くしろよ、」




充さんはタバコを加えて階段を登って行ってしまった




これが後の爽龍 三代目 青幹部長


宮越良平と初めて話した日であった