大嫌いだって愛しい




いつものように

ゆっくりとサビれた階段を下る




下には数十人ほどいる爽龍メンバーは雪にもかかわらず、シャッター全開で雪とたわむれている




「ひかるさんお疲れ様です」




「あんたたち寒くないの?」



「全然っス!!」




楽しそうに雪だるまやらを作るヤンキー逹に私はほほえましく微笑した。




「じゃあお先、」



「うっス」




私は手袋をはめると
雪の降る外へと向かった。



その時




溜まり場の入口前で止まった一台の高級車



ゆっくりと開いたドア…


溜まり場にいたメンバーの視線が一斉にその人物に向けられた。




「―…え?」