大嫌いだって愛しい




駆け出した私は階段を下りようと壁を曲がった所で何かに思い切りぶつかった。





「ッ痛ってぇな」




私だって痛い




「って何だよひかるかよ」




心が痛い




「え?は?お前何で泣いてんの、まさか骨折れたとか…」




あたふたとする尚也は床にペタリとしゃがみこんだ私の前にヤンキー座りをする。




「ッひ…ク」



ただ泣き続ける私を覗き込むように尚也が私の頭に手を触れた時



「え!?おい?」




私は尚也の胸に顔をうずめた。