大嫌いだって愛しい




「多田っ!!」




グイッと彼の胸を押した私に



多田は少し離れると




「お前が好きなんだ。誰にもわたしたくねぇ」




真っ直ぐな瞳


私が本気で好きなんだと伝わってくる。




私が彼に本気になったらどうなるんだろう



このモヤモヤや苦しみから私を救ってくれるのかな…




私は無意識のうちに

多田の首に腕を回して
引き寄せていた。




もぉ何も考えたくない




優を大嫌いになりたい



ただそれだけなの…