大嫌いだって愛しい




「お前らうるさい~、二人で行ってくればいいだろ」



私達の喧嘩を止めるのはやっぱり良ちゃんで

呆れたようにため息を吐いた。



「何で俺まで行かなきゃなんねんだよっ」



ブー垂れる尚也



だんだんイライラしてきた私は



「いいよ別に一人で行くから!!」



財布を握りさっさと立ち上がると勢い良く部屋のドアを閉めた。




……………



「うわぁ寒い」


私はたまり場の階段を下りながら手袋をはめる



面子達はこんな寒いのに
鼻の頭を赤くさせながらも楽しそうにバイクをいじったりしている



「陸斗私のバイク出して」



下にいた陸斗に声をかけると彼は不思議そうに私を見る



「どうしたんですか?機嫌悪いですね」