大嫌いだって愛しい




その後の私達はテレビを見たりお菓子を食べたりするだけで



「あのさぁ、私来た意味ある?」



何のために自分が呼び出されたのかさっぱり分からない。




「ある。」




「何?」



私はポテチをポリポリと口に運びながらテレビのチャンネルを変えた。




「俺がお前に会いたかったから」



ポテチへ向かう私の手が一時停止して

ボッと自分の顔が火照ったのがわかる。


まともに付き合った事なんてない私はこんな事を言われたのも初めてで



赤面した顔をかくしながら隣の多田に少し顔を向けると


多田が照れくさそうに頭をかいていたのがあまりに意外で


何だか私の頬が緩んだ。


付き合うって、こういう事なんだ