大嫌いだって愛しい




ガタッ



「どこ行くの?」



いきなり立ち上がった優をたこ焼きを食べながら下から見上げる。



「少ししたら戻るな」




そう言ってニッコリ笑った優は

いつものように私の頭をぽんぽんと撫でた。



「…うん」




優が教室を出て行って
1分もたたない時



ピリリリッ




携帯の着信音が鳴り響いた。




「あれ?これ優の携帯じゃん」



青い点滅ランプを表示しているのは、机に起きっぱなしだった優の携帯