私達が朝から全員そろうなんて めったにない事だからか 廊下にいる生徒達は息をのんだままで 少し居心地が悪い。 そんな事を考えていた矢先 キーンコーン カーンコーン 授業開始のチャイムが 廊下に響き渡った。 「じゃあな良平」 「良ちゃんバイバイ」 学年が違う良平に手を振ると 同じクラスの私 尚也 優は自分達の教室へ向かった。