ゆっくり近づいて行ってみると、そこにはいつも一緒に居た希望が立っていた。


飛び降りようとしていることを忘れ、希望に声をかけようとした。

だけど、すすり泣く声が聞こえて、私は話しかけることができなかった。


いつもは、逞しくて大きい背中だと思ってたけど、今目の前にいる希望の背中は、なんだかとても小さく感じた。


こんな弱弱しい、希望を見るのは初めて。

だって、いっつも楽しそうに笑ってるじゃん。

それに、いっつも私にたくさん元気くれるじゃん。


あなたは、どうして泣いてるの?

何に苦しんでいるの?