気付けば、屋上に向かっていた。 ゆっくり、ゆっくり、屋上の扉を開けた。 そこには、あの日と同じ綺麗な青空が広がっていた。 ミツルは、あの時、どんな思いで空を見たのかな? 私の醜い顔を思い出してたのかな? 私は、そんな思いあたりを見回した。 よく見ると、柵の向こうに誰かが立っていた。 私と同じで、飛び降りたいのかなぁ?