昨日、私たちは涙が尽きるまで泣いた。 それから、どう帰ったのか分からない。 きっと、希望が家まで送ってくれたんだろうな。 ベッドから起き上がろうとした瞬間、 右手がズキンと痛んだ。 右手を見てみると、包帯が巻いてあった。 希望は、どこまで優しいんだろう。 血だらけだった手も拭いてくれたみたいだ。 私は、希望の優しさに、また涙が出た。