「果歩!!藍来てないよな?」

「うん・・・病院だって・・・」

「最近、病院通いだよな?・・・」

「うん・・・」

「お前何か知らないのか?」

「うん・・・何も聞いてないんだよね」

「そうか~」


私は、あの日倒れてから...一週間に何回も病院に通うことになった...

何の病気かは分からないけど...

なんとなく、気づいていた...


「おはよう!シロちゃん!笑」

「おう!・・・」

「なんでビックリしてるの?!どうかした?」

「いや~朝から元気だな?って」

「いつものことだよ?!笑」

「自分で言うな!!!」

「おっ!!シロが怒った!」

「いい加減にしろ!こっちがどれだけ心配したと思ってんだよ!!」

「え?!」

「もう知らね~!」

「シロちゃん?!」

「藍・・・中村くん、心配してたんだよ?!最近病院に行くことが多いし・・・」

「そうなんだ・・・」

「別に無理にとは言わないけど・・・話せることなら、中村くんにも話してみれば?」


私も・・・よく分からない。

でも、治らない病気だってことは分かってる・・・。

そんなこと言えるはずがない...

皆に心配かけるだけ・・・そんなことなら、言わない方が良い!!

私はそう思って、監督以外・・・誰にも言わないようにと親に頼んだ。

自分が良いと思ったことでも、逆に皆には心配をかけていた・・・



この日・・・私は決めた!病院の先生から事実を聞こうと...