ロッカー103

しかし愛は永遠に続かなかった。
別れは彼から告げられた。
あまりにも急で私は何が起きたのか分からないまま別れた気がする。
『なぁ。俺さ、お前とずっといられないや。近すぎたんだよ。だから、ちょっと離れたいっていうか…そういうこと』
「そ…っか。うん、いいよ。」

次の日、私はロッカーに鍵を返しに行った。
そしてある声と出会った。