ロッカー103

『もしもし、勇?鍵あったよ。けどコレ何?何の…。』
「こないだ言ったじゃんか。俺、一人暮らし始めたからさ…その…」
『じゃあコレ…』

私は一目も気にせず泣いた。

「いつでも来ていいからさ…な?」

嬉しくて、嬉しくて私は毎日通った。