徒歩でもそうきつくないところにココはある。
古びた小さな隠れ家的な感じだ。
全然高級感は無い(笑)


″裏は夜に集会″というイメージは全くの嘘だ。
むしろ堂々としている方がバレない。


ガチャ、
相変わらず酒臭いね、ここは。



「おぉ、おーうかっ♪」

ぎゅ、と不意に抱きつかれた。


いら…
私は顔をしかめて呟いた。


「すぐさま、お前の首を切り落としてあげようか?」
脅し加減で鞘に手を置いた。


すると、ばっと離れる。


「悪いってー、そんな怒んなよ」
「分かってるなら触んないでよ、馬鹿悠李」


悠李はここでも名を連ねているとこの幹部。
私もよくそこには仕事関係で訪れている。