すると、変わらない笑顔で、


「この仕事だけでいいんだけど、とっても美味しい仕事なんだ」
「……説明だけして」


金が入るのなら、一つの任務を行動するのも悪くない。

あの黒虎が美味しいというのだから余程な金額なのだろう。


すると「了解」とだけ言って、仕事の説明をしてくれた。



よく黒虎を雇う奴が新しい任務をよこしてきた。
それがこの仕事だ。


有名大財閥の会長を暗殺することらしい。


そいつは裏でも牛耳っているらしく、依頼人は酷く苛立っているらしい。

そこで確実任務遂行のため、計画したのが


″表の会長誕生パーティに依頼人の息子とその恋人で参加するということ〟


裏だとあっちも有名な殺し屋を雇っているとややこしいのでこっちにしたそうだ。

それで問題なのが″その恋人〟を私にやれということ。