階段を登っていくジークの後を追うコウガ達3人。
「ちょっとそこのお2人さん」
そんな彼等をフィーヤは呼び止めた。
彼女の言葉に誰を指すのか分からず3人共足を止めると、彼女の細い腕が近くにいたレオンに伸びてきた。
その手は何の迷いもなく彼のフードをの裾を掴む。
「!?」
「此処では身を隠さなくても大丈夫よ」
突然視界が明るくなり驚きの表情を見せるレオン。
レオンのフードを剥ぎ取ったフィーヤは彼の露わになった顔を見つめ微笑み、そんな彼女をクレアは鋭く睨む。
「安心して、此処は彼女が認めた人しか入れない。貴方達にケチをつけるような奴は来ないわ」
赤い瞳に捕らえられる彼女だが、怯える様子を見せる事なく、レオンの鋭い嗅覚に気を使ってか煙草の火を消していた。
そんな彼女を悪い人ではないと信じたレオンはローブを脱ぎ、クレアは彼女から目を反らす。
「貴方達も、ジークと一緒だったから泊まれてる訳で、貴方達だけだったらお断りだったんだからね」
信頼してくれた彼等に嬉しそうに微笑むと立ち話も何だからと奥へと案内する。
奥は食事場となっており、コウガ達をカウンターの席に座らせキッチンへと姿を消した。

