厚い刃を持つ薙刀でジークに攻撃を仕掛けるカンナとナギ。
振り下ろされたその攻撃は破壊力抜群。
地に刺さると深く地面をえぐり、転がる木材を粉々に粉砕する。
彼目掛けて突きを繰り出すカンナの攻撃を刀で弾き、隙を狙って背後から攻めるナギから身を捻り逃げる。
カンナの突きを防ぎ刀が使えなくなるとナギが薙刀を振り下ろす。
抜群のコンビネーションで攻めてくる2人。
「ハァ……」
一度2人から離れると深く息を吐くジーク。
いつの間にか頬に傷を負っていたようだ。
伝う鮮血を拭いながら辺りを見回すと、アリューと戦うクレアが目に入る。
腹に長剣が貫通する彼女の前方には、斧を持ち上げるアリューの姿。
このままではクレアは死ぬ。
「余所見するとは良い度胸だね!」
顔を歪めたジークは舌打ちをすると地を蹴り飛躍。
戦闘に集中していない彼に突きを繰り出したカンナとナギ。
ジークを挟み前後からの攻撃。
しかし攻撃は簡単には当たらない。
薙刀同士がぶつかり苛立ちを覚えたナギは、背後に着地した彼へ一方的な攻撃を仕掛ける。
突きを繰り出し身を回転させ勢いをつけながら力任せに振り下ろす。
何度交わされても攻撃を止める様子を見せない彼女の援護に回るカンナ。
冷静に判断しながらジークの攻撃がナギに触れないよう防御する。
刃を刀で防ぎ身をそらしながら後退するジークはナギの突きを力強く弾く。
厚い刃を下に弾かれバランスを崩した彼女。
ジークは薙刀の柄を掴むと彼女ごと振り回した。
薙刀を離さない彼女はジークの周りを回転し、目を回す彼女を確認するとジークは掴んでいた薙刀を手放し彼女を突き飛ばす。
「うぅわぁぁーー!」
「え……」
突然突き飛ばされたナギは手を出せずにいたカンナの元へと飛んで行く。
咄嗟にナギを受け止めたカンナ。
物凄い勢いで飛んできた為、その勢いが収まる事なく、2人は派手な音を立てながら家屋へと突っ込んで行った。

