碧の時間(とき)







心臓がドキドキとしている。






怖くて、今にも泣きそうだった。






「ああ、こっちは大丈夫だから。…と、夕貴に替わるから待ってろ」






そう言うとお父さんは受話器を私に渡した。






手が震えて、落としちゃうをじゃないかって思った。






「も、もしもし……おばあちゃんは?」






喋る声も震えていた。






「大丈夫よ……とりあえず。だから早く寝なさい。また明日ゆっくり話すから、じゃあおやすみ」






それだけ言うとお母さんは電話を切ってしまった。






不安が拭いきれないままだった。






思い出すのは、ひいおじいちゃんのこと。






そして……みどりちゃんのことだった。






こんな不安で、辛い夜は……みどりちゃんに会いたいよ。