みどりちゃんと別れてから6年近くが経った。 季節は春。 近くの河原では桜がこれでもかってくらい、誇らし気に咲き、見る者の目を奪っていた。 「夕貴ちゃ〜ん、たこ焼きあるよ〜!」 幼稚園からの友達の真実ちゃんが大きな声で私を呼んだ。 「ホント!?食べたい!!」 私はたこ焼きを売っている店先に立っている真実ちゃんの所に駆け寄った。 すでに真実ちゃんはたこ焼き1パックを手に持っていた。 「食べよ!!」 私たちは満開の桜の下、ベンチに腰を掛けて、ハフハフしながらたこ焼きを頬ばった。