あたしはそう言うと、あのワンピに合うのを探し始めた。
「あっこれカワイー」
「これもかわいーな」
「これも持ってこ」
独り言呟きまくって今のあたしの手には、ゆづのために選んだジャケットやコート、ベスト。スカート。
「うわぁ!可愛いのいっぱい★」
「でしょぉ?ゆづのために選んだんだぁ」
「ありがとぉ」
「じゃ!試着室入ろっか」
「うん☆」
試着室に入ると、あたしはゆづの前にベストを出した。
「これどーお?」
「可愛い!」
そのベストはデニム地にレースのついたミニベスト。
トレンドは抑えてるし、可愛いし、ゆづにもこのワンピにもピッタリ。
「これ着て、このレースのスカートもはいて…このネックレスも合わせてー…」
こうやって、あたしのコーディネートは始まった。
ゆづのコーディネートは、お人形みたいなゆづに色々着させるから着せ替え人形をしてるみたいで、とっても楽しかった☆

「でーこのコーデには、お団子にしてみるといいかも!」
「うんうん!」
あたしはゆづのサラサラのミディアムヘアをお団子風に丸めた。
「うん!いいよ!ゆづ似合ってる★これ今流行ってるし…こんな感じもいいかも!」
あたしは次から次にゆづに洋服を着せていく。
そこへ、ある人が通りすがる。