6年生の時、“あたし”の身体に異変が起きた。 そう―――、生理がきたんだ。 それまでは普通に女の子として過ごしてきたのに。 当たり前のようにいつか自分にも生理がくると思っていたのに。 “あたし”にはその事実を受け入れることができなかった。 下腹部の痛みと、身体から流れる血液を見た瞬間、 気持ち悪い 自分は女じゃない そう、思ってしまった。