君の愛した色彩が 君の愛した世界を染めてる。 俺の愛した色彩が 俺の愛した世界を染めている。 気がつくと 無機質だったはずの自室は 無数の写真に彩られていた。 太陽に照らされた 真っ赤なみぞれ雪の写真が 部屋中を埋め尽くして 壁一面はもちろん 机の上も床の上にも 纏め切れない程の写真。 あれから俺は カメラを手に取った。 知識も技術もない手で ただひたすら シャッターを切った。 夢の中のような赤い世界を レンズに収めるために。