「まり、理科、カシス、…」 駅から家までの帰り道。 人通りが少なく、少し暗い道。 ひとりで歩くのが怖い私は、いつも気を紛らわすためにしりとりをしながら帰る。 「すみれ、れ…歴史、塩、おかゆ、ゆ、ゆ…、ゆ~、ゆ~?」 「幽霊。」 「ぎゃ~!!」