悔しさが、頬を濡らした。 その雫がインクの上に落ちた。 じわっ。 白い紙の上に黒いインクが 滲んでいく。 悔しさをぶつけるように 紙をくしゃくしゃに丸めた。 ごみ箱に捨てようと、目線をあげた。 ふと、瞳に映った白い紙。 かおりからの、ラヴレター ・:*:・゚'†。・:*:・゚'・:*†:';・。*;'