箱の上にガムがあるじゃん!


これは俺のだよな?


「今日はガム、まだ貰ってなかったからな〜コレ、貰っていいのか?」


俺はチョコレートの箱の上に置かれたガムを取って、竹下の目の前でヒラヒラさせた


「ど、どうぞ…」


俺がガムをポケットに入れた瞬間、竹下が口を開く


「先生───…」


竹下は机の上に残されたチョコレートをサッと取り、俺の前に差し出した


期待はしてたが雰囲気がいつもと違う


「あっ…と…俺…」