秘密のニオイは禁断の恋

「いや…好きな感情はもうない…かな…」


好きな感情…?


未練がましい男だと思われたくねぇし、実際、アイツ等があんなことになってるなんて知らなかったしな


「竹下は…好きな奴…いるよな…まぁ…あれだ!自分の人生、大事にしろよ!」


「はい…」


好きな奴…いるんだっけ


噂では不倫だの何だの聞いたが…


聞けねえよな…


相手がどんな奴でも、恋するのって一番楽しいもんな…


最近、寝不足の俺は、理性を保とうとしたせいもあり、気が抜けて、瞼が重くなっていった


コツン…


竹下の肩に頭を置いていたのにも気付かなかった