秘密のニオイは禁断の恋

「先生、ガム…食べますか?」


「サンキュー」


二人でガムを噛む


静かな教室にクチャクチャと音だけが響いていた


変な意味はないが、やっぱり二人でいるとドキドキする


これ以上沈黙が続くと、耐えられなくなるんじゃないだろうか…


誰もいねぇし…


1度そう思い出すと、その事ばかりが頭を廻る


いや、コイツは生徒だ!


マジで良い子だから、好きでもないのに、手を出すワケにはいかねぇ


俺が理性と戦っていた時、急に話しかけられた


「先生…まだ…彼女のこと好きですか?」