秘密のニオイは禁断の恋

何をしたら?


別に生徒からしてもらうことなんてねぇよ


俺は少し考えて、竹下を見た


「竹下から…貰おうかな…」


「な、何をですか?」


竹下が少し焦ったように見えた…気のせいか?


「ん?グリーンミントのガム」


「ガム…」


「俺、忙しくてガム買う暇ないから、月謝代はガムのお金!毎日頼むぞ」


俺は竹下の頭をクシャクシャにした


本当はガムを口実に、竹下のくすんだ気持ちを取り除き、笑顔にしたかっただけなんだ


俺は教師だからな


やっぱり学校には楽しく通ってもらいてぇし