秘密のニオイは禁断の恋

「中庭や屋上は誰かがいるかもしれないし、私にはこういう汚い埃まみれのトコが合ってるんです」


竹下は膝を抱えて膝におでこを付けた


「そんなことねぇよ…」


こんな汚い埃まみれのトコが似合うなんて…


アノことを気にしているのか?


そして、俺の口から出た言葉


「月謝…俺が貸してやろうか?」


「え?」


竹下はビックリして俺を見た


「だから…月謝代…貸してやるよ」


「でも…先生、遠距離の彼女がいて、会いに行ったり何かプレゼントしたりするのに必要でしょ?私は大丈夫です」


ズキッ…


コイツ…痛いトコ突きやがる


生徒には遠距離って誤魔化してたんだったな