秘密のニオイは禁断の恋

俺は竹下を喜ばせたくてポンポンと白いワッカを作った


「漫画の世界だけだと思ってました(笑)本当に出来るなんて、尊敬します」


「プッ…尊敬?そんなこと言われたの初めてだ(笑)」


二人の小さな笑い声が屋上で響く


二人を包む空気が、いつの間にか和んでいた


「よし!竹下、帰るか」


俺はタバコの吸殻を携帯灰皿に入れて立ち上がる


「はい」


屋上で生徒と二人で過ごすなんて初めてだ


たくさん生徒がいる中で、1人の生徒とこういうのは良くない…よな…