秘密のニオイは禁断の恋

「あ、ありがと…」


「ったく…バカなこと聞くな!」


運転しながら左手で竹下の頭をクシャッとした


「この先、何か問題を抱えた生徒がいても…生徒と秘密は持たねぇし、俺にはお前だけだから…」


俺はさりげなく告白したつもりだった


「ヤダ〜先生…そんな恥ずかしいこと言って(笑)」


竹下は俺の左肩を叩く


いや、そこは可愛らしくありがとっ!チュッじゃねぇの?


「お前、照れてんだろ?(笑)」


「照れてなんかない!」


こうしてジャレ合っていると目の前に海が見えてきた