秘密のニオイは禁断の恋

海に到着


冬の夕方の海


寒いから出ない二人


「海…見るだけか?」


「見るだけです…」


「なんじゃそりゃ…」


「プッ(笑)オジサンみた〜い」


俺の言い方が珍しくて吹き出した竹下


そのおかげで俺達の微妙な空気がガラッと変わった


「おやつにチョコレートはいかがですか?」


俺は運転席と助手席の間から後部座席に積まれた紙袋の中のチョコレートを取った


「はい!チョコレートどうぞ。おかわりもたくさんありますので…良かったら好きなだけ、お持ち帰りください」


さりげなくチョコレート貰ってください作戦!