秘密のニオイは禁断の恋

「もういい!帰る!」


さっきまでの甘い雰囲気から一転


理恵は怒って出て行った


ソファーを見ると、俺が渡した修学旅行のお土産も置いたまま


俺は、理恵がわざと置いて、追いかけてもらいたいんだと勝手に思って、お土産を手に、理恵を追いかけた


どうせ下のエントランスに立って、遅い!って笑うんだろ?


だが、そんな俺の予想は見事に外れ、衝撃的な事を目撃してしまった


エレベーターを降りた俺は玄関の前で携帯片手の理恵を見つけた


俺は咄嗟にエレベーター横の階段に姿を隠す


電話の相手が気になった