秘密のニオイは禁断の恋

「あっ、私もお水ちょうだい」


俺はコップとペットボトルをテーブルに置いた


何も知らないで水を飲む理恵


潤は彼女いるし…


もしかして俺にもかけたのか?


俺は携帯を見た


着信もメールもない


勝手に携帯、触るんじゃなかったな…


こんなうやむやな気持ちは俺が自分で起こしたんだ


理恵はソファーでテレビ


俺は、数学のテストの丸つけ


「ねぇ〜甘いモノ食べたくない?」


「食べたくない!」


「コンビニ行こ?」


「俺、今仕事してんだろ?わかんねぇ?」


携帯のディスプレイの名前が気になって苛立つ