「若さで頑張りますよ、オレ」


うわっ。
言うようになったのね、坊ちゃんが。


ニッコリ。

ニッコリ。


ほほ笑み合うというのか
火花を散らし合うというのか
探り合うというのか


ま、ライバルはいてもいい。

オレ、そういうほうが燃えるし
負ける自信がないしね。


「じゃ、とりあえず帰って勉強見させてもらいましょうか?」

「よろしくお願いします!!」


そんなわけで、オレは恋のライバルのカテキョになったのだけど。

あ、もちろん、陽菜子のカテキョも無事に復活したけどね。


このときの決断を後悔することになるのは、また別のお話。


【END】